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2018年11月1日木曜日

介護保険、アメリカの場合は?

高額なアメリカの介護保険の概略


日本には公的な介護保険制度が施行されていて各市町村が運営していますが、アメリカには日本のような公的な介護保険制度がなく、介護保険には民間の保険会社に個人で入ることになります。

まず、介護が必要だと認められる基準は、

Activities of Daily Living(ADL)に定められた6つ(入浴・着替え・歩行・食事・トイレ・排泄コントロール)のうち2つ以上ができないと医師が判断した時です。また、認知症の診断がされた場合も認められる場合があります。

ある統計では、65歳以上の約70%の人が、ある時期 平均3年間の介護が必要になるそうです。

リタイアメント資金を考える時 介護保険のこともちらっと思いますが、この介護保険料や介護が必要になった時の費用が、桁がひとつ違うのではないかと思うくらい高額ですよね。

Long Term Care Insurance(LTCかLTCI)が介護保険になります。

これは 基本掛け捨て型で、年齢にもよりますが 年間保険料は最低でも数千ドルのようです。健康でないと加入できませんが、夫婦で入ると割引になる保険会社もあるようです。

また、生命保険の特約(Riderライダー)として介護保険を付けることもできるようです。

Hybrid Life Long Term Care Insuranceは、生命保険と介護保険を組み合わせた保険になります。

これは 介護費用・死亡保障・元金の返却がセットになっている保険で、一括払いの場合の最低保険料は $50,000です。

この保険に入ると、介護が必要になった時には ケアコーディネーター(Care Coordinator)が、日本のケアマネジャーのような面倒をみてくれるそうで、それが1番のメリットだと思います。

50代、特に60代にポピュラーだそうで、そのなかでも6年契約が多いようです。加入の際には、電話でのインタビューがあるだけですが、その中にメモリーテストがあるようです。介護保険ならではのテストだと思います。。。

ひとつのプラン例として、

55歳男性が、一括で$50,000を 6年契約の介護費用・死亡保障・元金の返却がセットになった Hybrid Life Long Term Care Insuranceに入金しました。

介護保険が必要になった時、毎月約$3,300の保険額が契約期間おります。
万が一 亡くなった場合、死亡保障は約$81,000。また 介護保険を使わなかった場合は、契約期間後$50,000は戻ってきます。

こんな感じになるようです。入金も一括でも分割にすることもできます。他にもほんとうにいろいろなプランがあり、保険会社やプランにより 保険料や保障内容に大きな違いもあるようです。

ちなみに、介護が必要になった時にかかる2017年度の年間費用
例:北カリフォルニア都市

Home Health Care $68,000
Adult Day Health Care $25,000
Assisted Living Facility $57,000 (1ベッドルーム)
Nursing Home Care $107,000 (セミプライベートルーム)
Nursing Home Care $148,000 (プライベートルーム)

この費用は場所によるので、この上記の費用は最高額だと思っていただいていいと思います。他の場所ではこの費用以下ですが、それにしても桁が違うのではないかと思ってしまうのは、私だけでしょうか???

Annuity(アニュイティー)の個人年金保険を介護保険に移すこともできます。

少し前、このAnnuity(アニュイティー)のことをブログにした時にご紹介した「シニア保険アドバイザー」の仁平佳代子さんという方は、介護保険も取り扱っています。

ロサンゼルス中心に活動されていて、カリフォルニア州・ネバダ州・ハワイ州のライセンスもお持ちです。

こちらが、彼女のメールアドレスになります。
kayokonihei@sbcglobal.net
見積もり等出してもらえます。連絡してみてはいかがですか?