ページ

2018年6月30日土曜日

IRAとRoth IRAとは?

401(K)とIRAとRoth IRAの基本的な違い 2


今回は、Traditional IRA(以下IRA)とRoth IRA

これらは、個人がする退職貯蓄制度ですが、違いがあります。

これらIRAは、401(K)より選択できる投資先が多種多様ですが、両方とも労働収入のある人でないとできません。

IRAとRoth IRAの1年での積み立て限度額は、2018年は 50歳未満 $5,500。50歳以上は、$1,000を追加することができます。なので、50歳以上は 合計$6,500まで積み立てすることができます。
(労働収入額がこれ以下だと、その金額までが積み立て可能額です。)

それぞれ足して限度額を積み立てることもできます。たとえば、IRAに$2,000・Roth IRAに$3,500積み立てることはできます。

また、401(K)とIRAやRoth IRAを積み立てすることもできます。しかし、いろいろな制限や収入の限度額などがあり高収入の人はできなかったりします。

IRAは、


積み立て時に所得税控除があり非課税(Tax Deferred)、引き出す時にその時点の所得税率によって元金・利回りに税金を納めます。(401(K)と同じですね。)

59歳6ヶ月以前に引き出すと、課税対象部分に10%のペナルティー(Early Distribution Penalty Tax)が課せられます。

70歳6ヶ月以降は積み立てできなくなります。
また、70歳6ヶ月以上になると、毎年決められた最低引き出し額(Required Minimum Distributions)を引き出さないとペナルティーが課せられます。

IRAの積み立て額は収入によって制限されません。しかし、高収入の人は、所得税控除がなくなったり 減額になったりする場合があります。

Roth IRA


積み立て時に所得税を納めます。そして、引き出す時は元金・利回りとも非課税になります。積み立て時に所得税を納めたら、その後は一切非課税ということです。

元金は 年齢にかかわらずいつでも非課税で引き出せますが、利回りは 59歳6ヶ月以前に引き出すと 10%のペナルティーが課せられます。

59歳6か月以降の引き出しは非課税ですが、この時積み立て期間が5年以上ということも必要条件になります。

70歳6ヶ月以降でも定められた労働収入額がある限り、積み立てを生涯続けることもできます。
また、70歳6ヶ月の時でも 最低引き出し額(Required Minimum Distributions)というものがありません。70歳6ヶ月で引き出さなくてもペナルティーがなく そのままにしておくこともできます。

Roth IRAに積み立てするのには所得限度額があり、高収入の人は積み立てすることができなかったり 減額になったりする場合があります。

また、非就労配偶者にも条件付きで Roth IRAで積み立てすることができます。(Spousal IRA Contribution)

老婆心ながら 結婚・離婚・再婚の際には、401(K)・IRA・Roth IRAともBeneficiary(受取人)をUpdateすることをお忘れなく。。。

次回は、これらリタイアメント資金の使い方について。