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2018年7月3日火曜日

401(K)とIRAとRoth IRAの引き出し方

401(K)とIRAとRoth IRAの基本的な違い 4


401(K)とIRAとRoth IRAの引き出し方

59歳6ヶ月から引き出せる これらリタイアメント資金ですが、引き出す時 401(K)とIRAには『収入』としての所得税がかかります。

Roth IRAは、引き出す時 所得税がかかりません。

また、連邦所得税だけではなく、州の所得税も考えたほうがいいです。

考えた方がいいというのは、リタイア生活を 今住んでいる州以外に引っ越すことを考えている人たちにです。

たとえば、今 所得税が高い州に住んでいます。リタイア後に、所得税がない州に引っ越します。このケースは、401(K)とIRAを引き出す時には 州の所得税がないので 多少のお得感がありますよね。

上記の逆のケース、今 所得税がない州に住んでいます。リタイア後に、所得税が高い州に引っ越します。このケースは、Roth IRAを引き出す時には 州の高い所得税を支払わなくてもいいので 多少のお得感がありますよね。

老齢年金(Retirement Benefits)を受給後

この『収入』が多いと、老齢年金への課税が多くなってしまったりします。

ではここで、例をあげます。

A夫妻は、ある1年を 老齢年金$22,000・労働収入$12,000・利子と配当金$4,000・401(K)から$10,000引き出して生活しました。連邦所得税申告時(Federal Income Tax Return)をジョイントでファイルします。

老齢年金額の半分($11,000)+他収入($26,000)=$37,000の合算収入になります。

合算収入の合計が、定められた上限を超えているので、老齢年金 $22,000の50%に所得税がかかります。
この場合、所得税を25%だとしたら $22,000X0.50X0.25=$2,750が、老齢年金にかかる所得税になり納めなければいけなくなります。

この合算収入の合計が、$32,000以下の場合は老齢年金に所得税がかかりません。

また、$44,000以上の場合は老齢年金 $22,000の85%に所得税がかかります。
この場合、所得税を25%だとしたら $22,000X0.85X0.25=$4,675が、老齢年金にかかる所得税になり納めなければいけなくなります。

そこで、

たとえば、401(K)から$4,000引き出して、Roth IRAから$6,000引き出したとします。(収入としては同じ額の$10,000になります。)
Roth IRAは、引き出す時 非課税なので、定められた上限以下になり老齢年金に所得税がかからなくなります。

特に、リタイア後にかかる税金をいかに少なく抑えるか、合算収入のことを頭に入れ それぞれのリタイアメント資金の引き出す時のタイミングや金額をどううまくやりくりするかということですね。

いろんなことを考えなくてはいけなくなりそうですね。。。