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2018年7月7日土曜日

アメリカ市民権の取得方法

アメリカ市民権の申請手続きについて


♦️申請資格

永住権を取得後 5年以上アメリカに居住している。

過去5年間、30ヶ月(2年6ヶ月)以上アメリカ国外に出ていない。
過去5年間、6ヶ月以上継続してアメリカ国外に渡航していない。

アメリカ市民(アメリカ市民歴3年以上)との婚姻により永住権を取得した場合は、3年以上から申請できます。条件は、申請時 婚姻生活を共にしていること。

過去3年間、18ヶ月(1年6ヶ月)以上アメリカ国外に出ていない。
過去3年間、6ヶ月以上継続してアメリカ国外に渡航していない。

他、共通の申請資格は、申請時、過去3ヶ月同じ住所に居住している。

申請後、アメリカ国内にいなければいけないということはありません。ただ、指紋採取・テストと面接・宣誓式の予定が 通知があるまでわからないので、国内にした方がいいでしょう。

資格ができる3ヶ月前から申請可能です。

また、申請することが決まったら グリーンカードの有効期限がまだたくさん残っているうちに申請した方がいいでしょう。

(念のため、宣誓式の日の前に、グリーンカードの有効期限の日がこないように。)

♦️申請方法

申請 Form N-400
他、写真や指定された証明書等、用意する必要があります。

オンラインまたは郵送可能。

♦️申請手数料

$640十$85(指紋採取代)=$725

手続きの流れ

申請後、申請受領証と指紋採取要請の通知が郵送で届きます。

指紋採取

指紋採取と写真撮影が行われます。

・テストと面接の日時・場所が書かれた通知が郵送で届きます。

テストと面接

基本的な英語による読み書き・会話のテスト。

(50歳以上で20年以上の永住権保持者・55歳以上で15年以上の永住権保持者は、この英語による読み書きのテストが免除されます。)

口答によるアメリカの歴史と政治についてのテスト。
100問ある質問の中から10問質問されて 6問答えが正しかったら合格。
この100の質問及び答えの内容は、Websiteで公開されています。

・宣誓式の案内が書かれた通知が郵送で届きます。

宣誓式

アメリカ合衆国に対して、アメリカ市民として忠誠を誓う宣誓を行います。

グリーンカードを返却し、宣誓式のあと証明証を受け取ると『アメリカ市民』となります。その後、アメリカパスポートの申請になります。

申請から宣誓式まで、1年以上かかる場合もあるようです。

日本は二重国籍を認めていないので、アメリカ市民権を取得した時点で、日本国籍を失うことになります。総領事館に『国籍喪失届』の提出が義務付けられています。

私は 子供がいないので、アメリカ市民権は取得しないと思いますが、アメリカで生涯生きていく覚悟ができている人は、市民権を取得したあと 安堵感ができると思います。

日本国籍を失うというセンチメンタルな気持ちにもなるのでしょうか?

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