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2018年9月11日火曜日

キャピタルゲイン(売却益)の税率

家売却時のキャピタルゲイン 連邦と州の税率


前回は、キャピタルゲイン(売却益)税の控除額についてでしたが、今回は、もしその控除額以上のキャピタルゲイン(売却益)があった場合の、キャピタルゲイン税率についてです。

条件が揃えば、個人では $250,000の控除、夫婦(ジョイントファイル)では $500,000があります。

この金額以上に対してのキャピタルゲインの税率は、その家を所有していた期間と課税所得の合計額によって決まります。

購入後1年以内での売却は短期キャピタルゲイン、購入後1年以上での売却は長期キャピタルゲインといい、短期も長期もキャピタルゲインは通常の所得とみなされます。

短期キャピタルゲインは、通常の所得税率が適用されます。

課税所得合計により10%・12%・22%・24%・32%・35%・37%の税率になります。所得が多ければ多いほど 税率が高くなるということです。

長期キャピタルゲインは、独自の税率を設けています。

個人では、課税所得の合計が
$38,600以下、0%
$38,601~$425,800、15%。
それ以上、20%。

夫婦(ジョイントファイル)では、課税所得の合計が
$77,200以下、0%
$77,201~$479,000、15%。
それ以上、20%。

このように、課税所得の合計が一定額以下の場合、キャピタルゲイン税はかかりません。長期キャピタルゲインの税率は、短期キャピタルゲインの税率より低いです。

ほとんどの人は、家は1年以上所有しますよね?だから、ほとんどの人は この長期キャピタルゲインの税率を用いるようになると思います。

それでは、州ごとのキャピタルゲイン税は どうなのかについて。

キャピタルゲイン税がない州が、9州あります。

アラスカ州・フロリダ州・ネバダ州・ニュー ハンプシャー州・サウス ダコタ州・テネシー州・テキサス州・ワシントン州・ワイオミング州。

キャピタルゲイン税がある州は、州ごとでそれぞれ税率を設定しています。

税率が1番高いのは、ダントツでカリフォルニア州の13.30%。次が、オレゴン州の9.90% ミネソタ州の9.85%となっていきます。

ちなみに、ノース ダコタ州の2.90%は、キャピタルゲイン税がない9州を除いて 1番低いです。

まとめとして、

家を売却する時には、まず キャピタルゲイン税の控除を受けられるように 計画的にってことですね。

連邦と州の合計でのキャピタルゲイン税は、高い納税額になりそうですね。特にカリフォルニア州。。。

今回は、キャピタルゲイン税だけのことを書きました。

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