2018年11月30日金曜日

くしゃみに「Bless you」その由来

「Bless you」を言うようになったのは?


くしゃみをすると「Bless you」って言われますよね?くしゃみをした人にも「Bless you」って言う時あると思います。

反射的にその言葉が出るようになっていると思わせるほど、他人に対しても言ったりしますよね。

そしてそれに対して「Thank you」や「Thanks」と これまたごく自然に感謝の言葉を返しますよね?

くしゃみをした時 ごく気軽なあいさつ代わりのように言うこの「Bless you」ですが、無理やり日本語のニュアンスに近づけようとすれば「お大事に。」とかになるのでしょうか?

日頃よく聞いたり言ったりするこの「Bless you」、どうして『くしゃみ』をすると言うようになったのか。どうして、咳やあくびの時ではないのか?

昔々 人々のなかには、くしゃみをすると鼻や口から魂が抜けていくと信じていた人がいたり、また 悪霊が人の身体に入り込み機会としてくしゃみを利用していると信じていた人がいたそうです。

「Bless you」をくしゃみをした人に言ってあげることによって、それを阻止することができると思われていたようです。

また、くしゃみをする時、心臓が一時的に止まるという誤解もありました。生の世界に戻ってきたという意味合いで「Bless you」を言うようになったという説もあるようです。

「God bless you.」を日本語にすると、「神のご加護がありますように」になると思います。言葉が表すように、これはキリスト教から由来するものですね。

いつ頃誰が言い始めたのかはいろいろな説があるようですが、ひとつは 6世紀ペストがヨーロッパを襲ったときローマで起きたようです。

ペストの症状に咳とくしゃみがあり、時の教皇グレゴリー一世(Pope GregoryⅠ)により「God bless you.」と祈る言葉が発せられたのが始まりで、それが習慣化したという説です。

日頃、何も考えないで使っていた言葉ですが、やはり由来や意味があるんですよね。

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