2018年6月29日金曜日

401(K)とは?

401(K)とIRAとRoth IRAの基本的な違い 1


私のように50代になると、これからどれを選ぶかというより リタイア生活する上でどのように運用していくかを考える時期かと思いますが、基本的な違いを簡単に整理してみます。

まず、今回は 401(K)

これは、多くの雇用主(会社)が提供・後援している退職貯蓄制度です。
ベネフィットの一つで 強制ではありませんが、この制度がある会社では ほとんどの従業員は参加していることでしょう。

各従業員が 与えられた選択枠の中から投資先を選ぶことにより、投資責任は従業員になります。多くの場合、いろいろな株式や債券に投資されると思いますが、この選択って大事ですよね。

いわゆる『おまかせコース』というのもあって、それはプロバイダーに投資先を選んでもらうことです。この場合、グラフで見るかぎり右上がり方がとても少ないですが、長期的に考えると堅実な運用をしてくれるということだと思います。

また、これは仕方のないことかもしれませんが、株式市場に動きがあると それに伴い増えるのはいいのですが、減額になることもあります。2008年にたくさんの人はこの経験をしたと思います・・・。

この401(K)への積み立て額は、給料から天引きされて引き出すまで非課税です。プロバイダーの自分の口座に積み立てられていきます。

1年での積み立て限度額があり、2018年は 労働者(従業員)が50歳未満は $18,500。ちなみに2017年は $18,000でした。
50歳以上は $6,000を追加することができます。なので、50歳以上の労働者(従業員)は合計 $24,500まで積み立てすることができます。

401(K)の1番の魅力は、雇用主(会社)のマッチングですよね?

このマッチングは雇用主(会社)によって額や%率が異なります。3%だったり6%だったり、もっと条件がいい会社もあることでしょう。

「少なくとも この会社のマッチングと同額を積み立てることはMUST!」
「若くても 401(K)がある会社に勤めたら、Maxを積み立てるようにして始めるのがいい。」と言われていますよね。

従業員は雇用主(会社)のマッチング以上の額を積み立てることもできます。

例:Aさんは年収が $50,000。雇用主(会社)のマッチングは 3%です。
Aさんは、年 $2,500(年収の5%) 401(K)に積み立てます。雇用主(会社)は、年 $1,500(マッチングの3%)をAさんの401(K)に援助してくれます。Aさんにとって、この$1,500はフリーマネーということになります。

401(K)は、もしその会社を去ることになったら、次の会社の401(K)にロールオーバーすることもできるし、IRAにロールオーバーすることもできます。

また、59歳6ヶ月以前に引き出すと 10%のペナルティー(Early Distribution Penalty Tax)が課せられます。

次回は、Traditional IRAとRoth IRAについて。