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2018年11月22日木曜日

日本に小包を送る時には

重さによる送り方の違いを考慮


前回のブログ USPSで送料をより安く日本に送るには の続きです。

今では、日本のオンラインショッピングの会社にアメリカから注文して、日本国内に配送してもらえるので、あえてアメリカからパッケージを送らなくてもいいかもしれませんが、個人からのパッケージってもらうとすごく嬉しいですよね~?

でも私自身、日本への送料が以前より高くなってからは、滅多に小包を送らなくなりました。以前に比べてほんとに高くなりましたね。

最近ですが 郵便局の局員に聞いたら、「Internationalの場合は ”通常は”自分で箱を作って送った方がFlat Rate Boxを使うより安い。Flat Rate Boxは割高になるから使わない方がいい。」と言ってました。

彼女の言う、”通常は”の意味は重さのことを言っているんだと思います。
私も、よっぽど重いものを送らない限り そうなのかな?と。それと、箱代は無料と言っても その分送料に含まれるから高くなるのかな?と。

私は小包を作る時は、無地の段ボールを利用します。何か書かれている場合は、スーパーの紙袋を裏返してそれで包装します。

郵便局のカウンターに持っていき計量してもらい、税関申告書を渡され 記入します。私は記入する内容をすぐ書けるように予めメモして行きます。油性マーカーで住所・名前を書き、JAPANと大きく書きます。

税関申告書】について。

重量4ポンド(1.814kg)以上か以下によって 扱いが異なり、税関申告書の種類も異なります。
Form 2976 のサンプル と Form 2976A のサンプル です。

記入する項目は、英語で 小包の種類(通常Giftに☑)・品目・数量・重さ(lbs)・価格($)・それらの合計・送り主の名前・住所・電話番号等・送り先の名前・住所・電話番号等になります。

【UPDATE】2018年11月23日
2016年8月23日から重さ関係なく、Form2976-Rに統一されました。それまでの、Form2976とForm2976Aもまだ持っている人は使えるようです。
Form 2976-R のサンプル です。

まとめ

小包の重さが4ポンド(1.814kg)以下の場合は、First-Class Package International Serviceで送る。

小包の重さが4ポンド(1.814kg)以上になった場合は、Priority Mail Internationalでの扱いになる。

この時、前回のブログの『重量による料金表』を見てもらうとわかりますが、私の解釈が正しければ、4ポンド(1.814kg)以上:

7ポンド(3.175kg)以下の場合は、$69.90なので自分で箱を作った方が Flat Rate BoxのMedium($70.75)を利用するより安い。

言い換えれば 7ポンド(3.175kg)以上20ポンド(9.072kg)以下の場合は、Flat Rate BoxのMedium($70.75)を利用した方が安い。

14ポンド(6.35kg)以下の場合は、$91.25なので自分で箱を作った方が Flat Rate BoxのLarge($92.50)を利用するより安い。

言い換えれば 14ポンド(6.35kg)以上20ポンド(9.072kg)以下の場合は、Flat Rate BoxのMedium($92.50)を利用した方が安い。

小包の重さが20ポンド(9.072kg)以上の場合は、自分で箱を作ってPriority Mail Internationalで送る。

ちなみに、アメリカで売っている日本のお米の大きな袋がありますが、あれが15ポンド(6.804kg)です。20ポンド(9.072kg)っていうと、あれ以上の重さのものを送るということですよね?

よっぽど重たいものを送らない限り、Flat Rate Boxを使って送るのは、Internationalの場合あまりメリットがないようですが、どうでしょう。

今回は、ホリデーシーズンも近いということで、小包だけのことを調べてみましたが、封筒の方がもちろん安いです。
送り方もいろいろあり、封筒のサイズ(厚さ等)と重さに制限があります。また、税関申告書も小包とは異なるかもしれませんので、あしからず。

私の今までの経験から、Post Office(郵便局)の局員がどれだけ熟知しているかによっても対応が異なる場合があるかもと思います。

関連記事
USPSで送料をより安く日本に送るには

2018年11月21日水曜日

USPSで送料をより安く日本に送るには

小包をどの方法で送ればいいのか


アメリカから日本に小包を送る時、いかに安く送るかに焦点をあてます。「日数がかかってもいいから安く送れるなら。」という人向けです。

まず、USPS(The United States Postal Service)は政府機関の一つで、Post Officeは 日本の郵便局に相当します。

ちなみに、USPSとUPS(The United Parcel Service)は 全く違うもので、UPSは 配送業務を扱う会社の中では、最大手の会社になります。

日本にギフトの小包を送る場合限定として、USPSがUPSを含む配送業者の会社より安いです。

そうすると、USPSのこの2つの選択になると思います。

 First-Class Package International Service

どういうわけか、郵便局内のカウンター越しにある[International Shipping]の郵送方法の項目欄に、この【First-Class Package International Service】がありません。

この方法は、着くまでに1番日数はかかります(2週間弱)が、1番安いです。

400ドル以上の価値がある物品は 送れません。

箱のサイズに制限があり、縦・横・高さのうち1番長い長さが最高24インチ(60.96cm)まで、縦・横・高さの合計が最高36インチ(91.44cm)までです。

重さの制限は 4ポンド(1.814kg)以下です。

重さが1ポンド(0.4536kg)以下は、税関申告書が必要ありません。
重さが1ポンド(0.4536kg)から4ポンド(1.814kg)以下は、税関申告書 Form 2976を記入する必要があります。

【UPDATE】2018年11月23日
2016年8月23日から重さ関係なく、Form2976-Rに統一されました。それまでの、Form2976もまだ持っている人は使えるようです。
Form 2976-R のサンプル です。

重さが4ポンド以上の場合は、自動的に Priority Mail International の扱いになり、税関申告書は Form2976 ではなく、Form 2976A を記入する必要があると思います。

【UPDATE】2018年11月23日
2016年8月23日から重さ関係なく、Form2976-Rに統一されました。それまでのForm2976Aもまだ持っている人は使えるようです。
Form 2976-R のサンプル です。

送料は、国ごとにグループ分けされていて、日本はグループ3です。
2018年11月現在の送料は、(1ポンド=16オンス)

1~8オンス(0.5ポンド)以下 $14.25
9~32オンス(2ポンド)以下  $23.50
33~48オンス(3ポンド)以下  $35.00
49~64オンス(4ポンド)以下  $52.75

 Priority Mail International

この送り方は 二通りあり、郵便局に置いてある無料のFlat Rate Boxを使うか、自分で箱を用意するかになります。

郵便局に置いてある無料のFlat Rate Boxの場合は、名前のとおり上限以下の重さなら一定額になります。サイズは、MediumかLargeになると思いますが、もちろんMediumの方が安いです。

どちらも重さの制限は 20ポンド(9.072kg)以下です。
税関申告書 2976Aを記入する必要があると思います。

【UPDATE】2018年11月23日
2016年8月23日から重さ関係なく、Form2976-Rに統一されました。それまでの、Form2976とForm2976Aもまだ持っている人は使えるようです。
Form 2976-R のサンプル です。

送料は、国ごとにグループ分けされていて、日本はグループ3です。
Mediumは $70.75Largeは $92.50です。

自分で箱を用意する場合は、箱のサイズに制限があり、縦・横・高さのうち1番長い長さが最高60インチ(152.4cm)までで、縦・横・高さの合計が最高108インチ(274.3cm)までです。

重さの制限は66ポンド(29.94kg)以下で、重さによって送料が異なります。
重さが4ポンド(1.814kg)以下は 税関申告書 Form 2976を、4ポンド(1.814kg)以上は 税関申告書 2976Aを記入する必要があると思います。

【UPDATE】2018年11月23日
2016年8月23日から重さ関係なく、Form2976-Rに統一されました。それまでの、Form2976とForm2976Aもまだ持っている人は使えるようです。
Form 2976-R のサンプル です。

送料は、国ごとにグループ分けされていて、日本はグループ12です。

  1ポンド以下  $50.00
  2ポンド以下  $53.45
  3ポンド以下  $56.90
  4ポンド以下  $60.35
  5ポンド以下  $63.80
  6ポンド以下  $66.85
  7ポンド以下  $69.90
  8ポンド以下  $72.95
  9ポンド以下  $76.00
10ポンド以下  $79.05
11ポンド以下  $82.10
12ポンド以下  $85.15
13ポンド以下  $88.20
14ポンド以下  $91.25
15ポンド以下  $94.30
このあとも66ポンド以下$249.85まで 送料が設定されています。

USPSの送料リストは、こちらです。
日本についてのマニュアルは、こちらです。

今回は長くなったので、まとめは次回に続きます~。

関連記事
日本に小包を送る時には

2018年10月22日月曜日

休眠預金(放置された預金)の扱いが変わる

日本の放置された口座の預金は 国が管理!?


日本にある金融機関に口座を持っている人、いると思います。

知ってますか?

10年以上入出金等の取引が行われていない放置された口座の預金は、2019年1月1日から 国が管理するようになること。

10年以上放置された預金は【休眠預金】と呼ばれています。

2018年1月1日に『休眠預金等活用法』が施行されました。そして、実際にこの休眠預金が国の管理下になるのは、2019年1月1日からになります。

休眠預金の総額は、約6000億円で 口座数も6000万口座以上になると予想されています。休眠預金を持っている人ってたくさんいるんですね。

国が新法を施行したことにより、休眠預金の管理を銀行から国に移行することになります。そして、その休眠預金は 社会事業に活用するようです。眠った資金(私有財産)を国が有効に活用するということですね???

この『休暇預金等活用法』によると、すべての金融機関に対し 期間内に入出金があれば休暇預金には該当しないようです。また、財形貯蓄や外貨預金などは対象外になります。

1万円以上の預金額がある場合は、事前に口座のある金融機関から登録している住所に通知が郵送されるようです。

海外在住者が休眠預金を持っているのは、海外にもう何十年も住んでいて日本に滅多に帰らない人にはそういう状態になってしまうのもわかりますが、日本在住者の場合は 忘れ去られた口座ということでしょうか?

10年以上放置されている口座の預金って、預金額にもよると思いますが 口座の所有者は把握しているのでしょうか?私が心配しなくてもいいですね。。。

海外在住者で、そう滅多に日本に帰国できない人は、ますます日本の金融機関の口座の管理が大変になりますね。

年々、海外在住者は 日本にある金融機関の口座の利用できる内容に制限ができたりして、維持するのが難しくなっているようですし。

休眠預金がある人は、10年に最低1回 入出金等の取引をすれば休眠預金にはあたらないとのことなので、それに合わせて最低でも10年に1回は日本に帰ってなんらかの取引をすることになると思いますが、どうでしょう?

私は 永住権を取得して間もなくの頃(今から26年前)、日本に帰った時に 日本の銀行口座はすべて閉じてきました。微々たる預金額だったので、当時は何も考えなくてそうしました。

実際、今まで日本の金融機関に口座がないことで問題がありません。日本の老齢年金もこちらの銀行口座に振り込みしてもらうつもりでいます。

もし 日本に帰国になったら、帰国後また日本の金融機関の口座を開設することになると思っています。

詳しくは、金融庁の www.fsa.go.jp/policy/kyuminyokin/ へ。

関連記事
FBARとFATCAとは?

2018年9月29日土曜日

JAL直行便シアトルー成田運航再開決定

1992年の運休以来27年ぶりの運航再開


2018年9月26日、JALは 2019年3月31日からのシアトルー成田空港の直行便の運航再開を発表しました。

アメリカ国内の空港から日本の成田空港・羽田空港への直行便が増えるのは、利用者には選択枠が増えて 嬉しいことですよね。

そこで、日系だけになりますが、アメリカ(ここではハワイ州は除きます)から、どんな直行便があるのか調べてみました。

JAL

シアトル タコマー成田 (2019年3月31日から)

サンフランシスコー羽田
ロスアンゼルスー成田 (アメリカンによるコードシェア便もあり)
ロスアンゼルスー羽田 アメリカンによるコードシェア便
ロスアンゼルスー関西
サンディエゴ―成田
ダラス フォートワースー成田 (アメリカンによるコードシェア便もあり)
シカゴ オヘアー成田 (アメリカンによるコードシェア便もあり) 
NY ジョン・F・ケネディー成田
NY ジョン・F・ケネディー羽田
ボストン ローガンー成田

これはおまけですが、カナダの

バンクーバー成田

ANA

シアトルー成田
サンフランシスコー成田 (ユナイテッドによるコードシェア便もあり)
サンフランシスコー羽田 ユナイテッドによるコードシェア便
サンフランシスコー関西 ユナイテッドによるコードシェア便
サンノゼー成田
ロスアンゼルスー成田 (ユナイテッドによるコードシェア便もあり)
ロスアンゼルスー羽田
デンバーー成田 ユナイテッドによるコードシェア便
ヒューストンー成田 (ユナイテッドによるコードシェア便もあり)
シカゴ オヘアー成田 (ユナイテッドによるコードシェア便もあり)
シカゴ オヘアー羽田
ワシントンD.C. ダレスー成田 (ユナイテッドによるコードシェア便もあり)
NY ジョン・F・ケネディー成田
NY ジョン・F・ケネディー羽田
NJ ニューアーク・リバティーー成田 ユナイテッドによるコードシェア便

これもおまけですが、カナダの

バンクーバーー成田 エア・カナダによるコードシェア便
バンクーバーー羽田
カルガリーー成田 エア・カナダによるコードシェア便
トロントー羽田 エア・カナダによるコードシェア便
モントリオールー成田 エア・カナダによるコードシェア便


アメリカ国内と日本国内、両方で乗り継ぎする人もいると思います。

羽田空港着の直行便も以前より増えたと思いますが、もっともっと日本への直行便がいろんな空港で増えるといいですね。

私は、1986年にANAが国際線定期便の運航を開始した ロスアンゼルスー成田空港の就航記念格安航空券で、初めてアメリカ本土に旅行に来ました。
当時はまだ20代前半だったと思います、若かったですね~~~。

JALとANAには、外国人(アメリカ永住権保持者も含む)対象に、日本国内割引航空料金があります。そのことについてのブログは こちら

他に、カナダ国内都市で乗り継ぎの場合、アメリカ入国審査がその空港でできます。そのことについてのブログは、こちら

2018年8月17日金曜日

アメリカから日本の固定電話にかける方法

固定電話への国際電話のかけ方いろいろ


日本に国際電話をかける方法も、今ではいろいろ選択がありますよね。
昔のあんなに高かった国際電話料金がうそのようです。。。

私の86歳になる一人暮らしの母は、パソコンが使えません。
スマホも持っていません。
緊急時のために、ほんとにシンプルなガラケーを持っているだけです。
なので、もちろん彼女の家にはインターネットがありません。
こんな家が今でもあるんですよー。

お互いインターネットがある環境だったら、インターネットを使って無料で通話できるでしょうが、私たちの場合 彼女にそれがなくてできません。

以前は彼女から電話がかかってきた時もありましたが、今では私から定期的に実家の固定電話にかけるだけになりました。母が高齢になり、こちらから電話する回数も以前よりも増えました。

今までは、よくギフトでもらっていたプリペイドのカードを使っていました。

私の場合、他の日本にいる人たちとはインターネットを使って連絡取り合えるので、受信は必要ありません。

そこで、こんな私のためにってことで調べてみました。私のような人はもういないのかなぁ。。。

Skype

今はもうないと思いますが、以前 Skypeで1ヶ月無料キャンペーンがあって、日本に行った時利用しましたが、インターネットを使って普通に電話をかけることができて とても便利だったのを覚えています。

母にかけるのは固定電話だけなので、無制限通話の月額$3.99のプランがあるようです。

他にも、
携帯電話と固定電話 100分間通話の月額$3.99のプラン
携帯電話と固定電話 300分間通話の月額$6.99のプラン

携帯電話と固定電話 Skypeクレジット $10があります。
(固定電話 1分2.3セント、携帯電話 1分11セント)

よく日本にかける人には、
携帯電話と固定電話 無制限通話の月額$19.99のプラン
固定電話だけ           無制限通話の月額$13.99のプラン
というのもあります。

Google Voice

固定電話 1分3セント、携帯電話 1分9セント。

使用するにはGoogleアカウントが必要になりますが、1分ごとの料金体制になっているようです。

あと、【onesuite.com というのもあるようです。
固定電話 1分2.23セント、携帯電話 1分13セント。

今回は、私のように相手にインターネットがない場合の、固定電話へのかけかたを調べてみました。

人によってかける電話の種類・回数や時間にもよるので、クレジット購入の方がいいのか、月掛けプランの方がいいのか、自分のニーズに合ったものを探すことになると思います。

2018年8月4日土曜日

日本にいる親のための介護保険概要

日本の介護保険、その制度とは。


介護保険とは

この介護保険は、公費(税金)と40歳以上の人が納めている『介護保険料』を財源として、各自治体が運営しています。各市区町村で内容が多少異なります。

65歳以上の介護が必要な人・援助が必要な人は、費用の一部を負担するだけでいろいろな介護サービスを利用できます。 (40歳から64歳の人も、介護保険の対象となる病気により要介護認定を受けた人も対象)

サービスを受けるまで

1. 市区町村の窓口で相談・申請します。
2. 介護が必要・援助が必要だと思う人は、『要介護認定』を申請します。
3. 介護がまだ必要ないと思う人は、『基本チェックリスト』を受けます。
4. 認定がされると、その要介護度により介護サービス等を利用できます。
5. 認定されなくても、介護予防に取り組んだサービスを利用できます。

要介護認定の申請とは

市区町村の担当職員が自宅に来て、心身の状態などを聞き取ります。その時、通常の生活での身体の動きもチェックします。
その後、訪問調査での結果や主治医の意見書などにより、『要介護度』が判定されます。

訪問調査の際 気を付けることは、日常そのままを見てもらうようにすることだと思います。気丈なふりをしないように。どちらかといえば、体調が悪い時を想定しての自分を見てもらうくらいでいいのではないでしょうか?

要介護度】とは

介護が必要な度合いによって上から、要介護5~1・要支援2~1のうち いずれかに判定されます。
要介護と要支援は、利用できるサービスが多少異なります。
要介護 ー 介護サービスの利用ができます。
要支援 ー 介護予防サービスが利用できます。
なかには、認定の際、要介護・要支援対象外になることもあります。

認定後は、担当のケアマネジャーさんと どんなサービスを利用したいのかを相談して、ケアプランを作成します。ケアプランによりサービス事業者と契約したりして、サービス利用が始まります。

また、サービスの支給限度額があります。限度額以上のサービスを利用した場合は、全額自己負担になるので、ケアマネジャーさんとそのことも含めて相談します。

介護保険サービスを利用する時は 自己負担もあり、所得により1割から2割、そして3割負担が2018年8月から始まりました。
また、要介護度が高いほど負担額は多くなります。(要介護5)

いろいろなサービスがあり、介護保険施設への入所や、自宅にきてもらうサービス、レンタルサービスなどほんとうにいろいろあります。
通所介護(デイサービス)希望の場合は、施設を見学や体験利用してみて決めることもできます。

各市区町村のサイトには、介護保険のパンフレットがあると思います。

半年または1年に1度、担当職員がその都度自宅に来て、健康状態の変化をチェック、判定の見直しをし翌年の更新をします。

ちなみに 私の母は、要介護2・要介護1・要支援2の間を、更新の度 行ったり来たりしています。毎回 担当職員は変わるようで、人によって判断が違うのかな?と思ったりします。

関連記事
日本にいる親のための介護保険

2018年8月3日金曜日

日本にいる親のための介護保険

日本の介護保険利用 私の母の場合


自分たちが50代ってことは、親もそれなりに高齢ですよね?

みなさんのご両親は、この日本の介護保険制度 利用されてますか?

私の母も80代半ばになり、80歳を過ぎた頃から介護保険を利用させてもらっています。

父は、60代に定年後の人生を楽しむことなく、亡くなりました。

今は、一人暮らしになった母が、週に2回デイサービスに通って(送り迎えあり)、週に2回ヘルパーさんに自宅に来てもらい お風呂に入る時の手助けをしてもらっています。

実家の浴室は浴槽が深くて、足腰が弱くなっている母には1人では危ないということで、このサービスをお願いしました。その時、浴槽に入りやすくということで 手すりも付けてもらいました。

また、病院ベッドをレンタルしています。他にも、年間決まった額のタクシー券や高齢者用オムツを買う時に使えるオムツ券とかもらっています。

私の母の場合は、足腰が以前に比べたら弱ってきていて ゆっくりにしか歩けませんが、まだ一人で歩けるだけ いい方だと思います。

この制度は申請して認定されないと利用できませんが、基本65歳から申請できます。

40歳以上の人は介護保険料を毎月支払っていると思います。年金を受給している人は、年金から差し引かれていることでしょう。

この介護保険は、自己負担もあります。所得によって自己負担のパーセンテージは異なり、毎月銀行口座から引き落とされるようです。

本人たちで申請できるうちに申請した方がいいと思います。

私の場合、隣の市に嫁いだ姉がいてくれるので、彼女が母の代わりにケアマネジャーさんとの連絡・書類関係・更新時の面談の立ち合い・緊急時の対応、その他もろもろをしてもらっています。

私は、物理的にすぐには何もできないので、彼女には本当に感謝しています。

この感謝の気持ちを彼女に伝えると、「だって、できないもんはしょうがないじゃ~ん。」ってあっけらんと嫌味なく言ってくれるので、ほんとうに有難いと思っています。

こんな時、自分の意志だったとはいえ「ずいぶん遠くに来てしまったんだなぁ。」って改めて思い、母に対しても姉に対しても申し訳ない気持ちになります。かといって私にはこちらの生活もあり、いますぐどうこうできるわけではないし。

日本を離れて長い私は もう、何かあった時にすぐに『頼れる娘』ではなくなっているんですよね。

母が、自分でなんでもできていた頃は よかったんですが、、、。自分が年をとっていくということは、親はますます老いていくということなんですよね。

以前の楽しかった里帰りは、今では介護のための里帰りに変わった人もたくさんいると思います。

なんだか、センチメンタルな気持ちになってしまいましたが、みなさんはどうなのかな?

2018年7月19日木曜日

アメリカ運転免許証を日本の免許証に切り替え詳細

日本帰国になった時の切り替え手続きについて


切り替え手続きについて、今回は特例(知識確認・技能確認の試験が免除)のメリーランド州とワシントン州以外の州の運転免許証を持っている人のために。

【切り替えができる条件】

有効期限内のアメリカの運転免許証を持っていること。
アメリカの運転免許証を取得してから通算で3ヶ月以上アメリカに滞在していたこと。

【切り替えに必要な書類】(ここでは東京都を例にします)

知識確認・技能確認の試験が免除になる場合でも、必要書類は同じです

有効期限内のアメリカの運転免許証
運転免許証の日本語による翻訳文
 
:翻訳文については 翻訳者の制限があり、JAF(日本自動車連盟)または駐日アメリカ大使館・総領事館が作成した翻訳文だけ許可されます。
各総領事館に対処しているか確認してください。

でも、JAFの方が簡単かな?と思います。
全国に支部があり、会員以外でも利用可。
即日から2週間程度で発行。(即日発行ができない支部があります。)
日本国内からの郵送による申し込みも可。
翻訳手数料 3,000円。

日本の有効期限が切れた運転免許証(可能な場合)
本籍記載の住民票
パスポート等、3ヶ月以上の滞在期間を証明するもの。
申請用写真 1枚 (大きさ3.0X2.4cm。申請前6ヶ月以内に撮影したもの。)

【手数料】

申請料 普通2,550円、交付手数料2,050円、併記手数料200円

【知識確認・技能確認】

(メリーランド州とワシントン州の運転免許証を持っている人は免除)

知識確認に合格したあと 技能確認になるわけですが、技能確認は予約制のため 取得まで数週間・数ヶ月かかることもあるようです。申請当日に技能確認を受けることはできません。

【申請場所】

日本での居住地(居住予定地)の都道府県。

東京都の場合、この手続きができるのは 府中と鮫州 2ヶ所の運転免許試験場です。
(知識確認・技能確認の試験が免除になる人の手続きができるのは 江東運転免許試験場のみです。) 東京都に申請の場合は、こちら

他の都道府県の場合は、多少手続き等に違いがあるようなので 申請先の各都道府県警察の運転免許センター等にお問い合わせしてください。

日本の有効期限が切れた運転免許証をまだ持っている人は持参してください。手続きが多少簡素化されるかもしれません。

初心運転者かを確認するため、運転経歴がわかる過去の外国運転免許証等も持参しましょう。(可能な場合)

この手続きは、日本人だけを対象にしているわけではなく、外国の運転免許証を持った人のためのものです。とにかく、切り替えができることがわかってよかったです。

2018年7月18日水曜日

アメリカ運転免許証を日本の免許証に切り替え

日本帰国になった時には、切り替えができます


日本への一時帰国の際には、国際運転免許証を取得して行かれる人も多いと思います。

私も何度か AAA(American Automobile Association)で取得して利用しました。

2018年の時点で、有効期限内の運転免許証・手数料$20・写真2枚(AAAのオフィスでも別料金で撮ってもらえます。確か $10~$15。)必要、その場で発行してもらえます。また、AAAのメンバー以外でも取得できます。

他にもう一か所 取得できる機関は、AATA(American Automobile Touring Alliance)です。

ただ、日本の首都圏は問題ないかもしれませんが、私の実家(静岡県)近辺では、まだ国際運転免許証では 車を貸してもらえないレンタカー営業所があります。

では今回は、もし日本帰国が決まった場合について。

アメリカ運転免許証を日本の運転免許証に切り替えることができます

もちろん、いろいろな手続きをしなければいけませんが、また自動車教習所に通いなおすことなく、日本の運転免許証に切り替えすることができます。

それだけ、日本以外の国の運転免許証を持っている外国人が、たくさん日本に住むようになったということかなと思いました。

通常、外国の運転免許証から日本の運転免許証に切り替えの際には、知識確認・技能確認の試験が行われますが・・・。

ここで、アメリカのメリーランド州(2016年1月から) と ワシントン州(2017年1月から)の運転免許証を持っている人には、特に朗報

アメリカのメリーランド州(2016年1月から) と ワシントン州(2017年1月から)の運転免許証を持っている人は、日本政府と各州が【運転免許試験の一部の相互免除に関する協力覚書】の署名が行われたことにより、この知識確認・技能確認の試験が免除になります。

ちなみに、東京都の場合 この知識確認・技能確認の試験が免除になる人の手続きができるのは 江東運転免許試験場のみです。
他の都道府県の場合は、申請先の各都道府県警察の運転免許センター等にお問い合わせしてください。

【切り替えができる条件】

有効期限内のメリーランド州またはワシントン州の運転免許証を持っていること。
メリーランド州またはワシントン州の運転免許証を取得してから通算で3ヶ月以上その州に滞在していたこと。
(パスポート等、滞在期間を証明するものが必要になります。)

次回は、その他のアメリカの州の運転免許証から日本の運転免許証に切り替える場合も含めて詳しく記事にします。

2018年7月17日火曜日

JAL・ANAの外国人対象日本国内割引航空料金

日本の国内航空券が割引価格で購入できます


今日本では、LCC (Low Cost Carrier)の航空券を購入する人も多いと思います。

JAL・ANAが提供している外国人旅行者向けの日本国内割引航空券って知ってますか?

JAL Japan Explorer Pass

ANAExperience Japan

日本以外のパスポートを持っている外国人対象ですが、アメリカ永住権保持者も対象になります。私は、まだ利用したことありませんが、いつか利用したいと思っています。

各航空会社のWebサイトでオンライン予約・購入をします。

【利用資格】

日本国外に居住していること
日本以外のパスポートを持っている外国籍の人
日本のパスポートを持っているアメリカ永住権保持者

【利用条件】

日本国外発 日本着 → 日本発 日本国外着 の国際線航空券を持っていること。
(他航空会社の国際航空券も含む)

上記国際航空券で日本に滞在している間の便のみ利用可能。

予約は搭乗日の3日前まで。

子供も大人料金適用になる。

購入後の予約変更はできず、返金不可。

ANAの対象路線 (片道・税込み料金)

札幌 = 稚内・女満別・根室中標津・釧路・函館・青森・秋田・仙台・新潟・福島
東京 = 大館能代・秋田・庄内
大阪 = 青森・秋田・仙台・福島・新潟 5,400

東京 = 大阪(伊丹・神戸・関西) 7,560

上記以外の路線 10,800

JALの対象路線 (片道・税込料金)

北海道内路線と東北発着路線 5,400

東京 = 大阪・南紀白浜間
沖縄離島路線 7,560

上記以外の路線 10,800

次は、おまけですが成田エクスプレスの外国人対象の割引運賃について。

【利用資格】

日本以外のパスポートを持った外国人のみ(アメリカ永住権保持者は対象外)。
これは、日本のパスポートを持った永住権保持者は利用できませんが、国際結婚をされた人は 家族で日本に行く時には考慮できますね。

【通常往復料金】

東京 ー 成田空港 6,040円。
品川・渋谷・新宿・池袋 ー 成田空港 6,380円。
大宮 ー 成田空港 7,680円。
横浜 ー 成田空港 8,580円。
大船 ー 成田空港 9,240円。

が、割引往復料金 大人4,000円。(33%OFF) 子供2,000円になります。

【有効期間】14日間

日本以外のパスポートを持った外国人(アメリカ永住権保持者は対象外)のみのパスは、他にもいくつかあります。

主なものは、地域限定で旅行する外国人のために、JR北海道・JR東日本・JR西日本・JR九州の各社が販売しているレール・パスがあります。

2018年7月16日月曜日

ジャパン・レール・パス(JRパス)の利用資格

ジャパン・レール・パスの利用資格は在留10年以上


日本に よく旅行に行く人は、こんなこと知ってるかもしれませんね。

ジャパン・レール・パス (JRパス) 

2017年に利用資格が変更になり、一時は アメリカ在住の日本パスポートを持った人(永住権保持者)は購入できなくなりましたよね。

しかし、その数か月後 2017年6月1日から また条件付きでアメリカ永住権保持者も購入できるようになりました。

が、この販売規定も有効期限があり、東京オリンピックが行われる『2020年末まで』となっているようです。

日本のパスポートを持っている人でも、アメリカに連続して10年以上在留している人にはジャパン・レール・パスの引換証を購入できます。

言い換えれば、この新しい利用資格により、10年以下のアメリカ在住者(永住権保持者)には、以前のように ジャパン・レール・パスを利用できなくなってしまったということですね・・・。

また、引換証購入時には、10年以上在留を証明するものが必要になります。

グリーンカード 
氏名・生年月日がパスポートの記載と同じであること。
Resident Sinceの日付が、引き換え購入日の10年以上前であること。

グリーンカードのResident Sinceの日付が,10年以下の場合 下記のどちらかが必要になります。また、1989年までに発行されたグリーンカードを持っている人も。

総領事館が発行する「在留届の写し」 又は「在留証明」、それぞれ10年以上アメリカに在留していることを証明できるもの。

引換証の値段】(2018年7月現在)

大人料金 普通車用 7日間29,110円・14日間46,390円・21日間59,350円。
大人 グリーン車用 7日間38,880円・14日間62,950円・21日間81,870円。
子供料金、約半額。

引換証の購入は、購入時の為替レートで換算された金額をドルで支払います。
日本到着後、日本国内 大手の駅にてジャパン・レール・パスに引き換えます。

新幹線「のぞみ」「みずほ」以外の、ほとんどのJRグループ利用できます。
JRバス・宮島フェリー・東京モノレールの利用もできます。

また、これは外国パスポートを持った人だけが対象ですが、日本国内でジャパン・レール・パス を引換券なしで 直に大手の駅で購入することも、限定期間(2019年3月31日まで)ですが できます。(アメリカ永住権保持者は対象外)

大人料金 普通車用 7日間33,000円・14日間52,000円・21日間65,000円。
大人 グリーン車用 7日間44,000円・14日間71,000円・21日間90,000円。
子供料金、半額。

国内で直に購入できるこの値段と引換証購入の値段が異なりますよね。

また以前のように 永住権保持者も在留期間関係なく 利用できるようになるといいですね。

2018年7月6日金曜日

グローバルエントリープログラムで 事前入国審査

Global Entry Programには 申請・登録が必要





グローバルエントリープログラムとは、【米国税関・国境保護(CBP)】の[TRUSTED TRAVELER PROGRAM]の一つで、アメリカ入国手続きの簡素化と迅速化を最大の目的とした、事前入国審査の制度です。5年間有効です。

♦️申請資格者

アメリカ市民と永住権保持者、他いくつかの国籍の人は申請できます。
2017年12月時点では日本国籍の人は、対象になっていません。

♦️申請・登録の流れ
 
TTP(Trusted Traveler Programs)で、まず自分のアカウントを作り その後ログインし申請します。その時、申請料 $100 (払い戻し不可)を支払います。

申請が受理され承認されると、定められた空港にある登録センターに予約して 【米国税関・国境保護(CBP)】の職員による面接をするように指示されます。このインタビューの待ち時間は数か月かかる場合もあるようです。

この面接がこのプログラムの最後のステップになるわけですが、次回アメリカ入国の際にインタビューをしてもらい それが『面接』となり、わざわざ面接のためだけに定められた空港に行かなくてもすむようにしてもらうこともできます。

でも、これもすべての空港でできるわけでは ありません。

グローバルエントリーキオスク 

利用客が多い国際空港以外では、まだグローバルエントリーキオスクがない空港があります。申請する前に、普段利用する空港にあるかどうかチェックする必要があります。
でも、このグローバルエントリーキオスクの設置は年々増えることでしょう。

このプログラムの手続きが完了した人は、国際線到着後 通常の入国審査の列に並ぶことなく、直接グローバルエントリーキオスクで入国審査の手続きができます。

このキオスクでは、パスポート・グリーンカードをスキャンし、指紋認証の後、税関申告をします。キオスクでの手続き完了のレシートを受け取り、その後は 預け入れ荷物受取所及び出口に進むよう案内されます。

通常 機内で記入して入国の時に手渡していた税関申告書も、機内で記入する必要がなくなりました。

このプログラムは、パスポートの有効期限には関係がありません。ただ、TTP(Trusted Traveler Programs)のWebsiteでパスポート情報を更新する必要はあります。

もし、日本やアメリカ国外に 頻繁に行く人で、利用客が多い空港を利用する多忙な人には、メリットありますね。また、出張でよくアメリカ国外に行かれる人は、申請費用を会社が負担するケースもあるでしょう。

私の場合、そう頻繁にアメリカ国外に出ることがないので、このプログラムは申請しないと思いますが、マシーンに音痴な私は、もし初めてこのキオスクを利用する時には、時間がかかりそうです~。(苦笑)

2018年6月26日火曜日

アメリカ入国審査が カナダの空港でできる時とは?

カナダ国内都市乗り継ぎでアメリカに入国の際 適用


アメリカに観光旅行に来るビザ免除プログラム渡航者は、ESTA渡航認証を事前に申請取得しなければならないのは、皆さん知っていますよね?

カナダに空路で入国・乗り継ぎする時、ビザ免除外国人は eTA(Electronic Travel Authorization)渡航認証を事前に申請取得しなければなりません。
これは、アメリカ永住権保持者も必要です。

有効なアメリカのパスポートを持っているアメリカ市民は免除されています。

申請の仕方はいたって簡単で、オンラインから申請でき、申請手数料は 7カナダドル。すぐに認証され Eメールが届きます。5年間有効・もしくはパスポートの期限切れまで有効です。eTAは パスポートに電子的にリンクされます。

このeTAを取得していないと、カナダ行きの航空会社のカウンターで搭乗拒否になります。
カナダの空港で乗り継ぎするだけでも 必要です。

実際私は、2017年7月に カリフォルニア州にある空港からカナダのバンクーバー乗り継ぎで日本に行って帰ってきました。こちらアメリカ出発前 事前に eTAを取得しました。

日本からの帰り、バンクーバー空港に到着後 飛行機から降りると、カナダ国内に乗り継ぎの人やカナダ入国の人とは行先が分かれます。

アメリカの空港に乗り継ぎする人のためだけに【USA Connection】というサインがあるので、そのサインに従っていくと、アメリカの入国審査があります。

その手前に、キオスクがあって パスポートやグリーンカードなど必要項目を入力したりスキャンしたりとひととおりの入国審査で必要なことをしたと思います。

それに通ると、アメリカの入国審査官のところに行きます。私の時は、まったく混んでいなくて待つ必要がありませんでした。

預け入れ荷物も最終目的地(アメリカの都市の空港)で受け取りになります。カナダの空港で受け取る必要はありません。

その先のターミナルはすべての到着地がアメリカ国内の都市になってます。
アメリカの入国審査を通ったから、そこはもうアメリカってことですね。

到着地に着いたら、アメリカ国内便(ドメスティック)到着の扱いになり、預け入れ荷物をピックアップして外に出ます。(そのアメリカの空港でのアメリカ入国審査がないということです。)

私の場合、普通は直行便を利用しますが、航空会社のプロモーションがあり格安だったので、このルートを利用しました。

カナダで乗り継ぎ、機会があったらまたしてもいいです。
日本への直行便がないところに住んでいる人には、おススメです。

2018年6月20日水曜日

外国人旅行者向け消費税免除制度

外国人旅行者向け日本の消費税免除制度


たくさんの人はもうご存知ですよね、この制度。

海外居住者が 3ヶ月以内に日本国外に持ち出す前提で購入した物品には、日本の消費税が免除になる制度です。

2018年7月1日からは、この制度が拡充されます。
また、2018年10月1日から、免税店の許可を受けた酒造製造上における 酒類の販売について、消費税に加えて酒税を 免税にする制度の創設を予定しています。

日本の消費税率は2018年現状では 8%ですが、2019年10月1日に10%に引き上げられる予定です。日本人海外居住者も、この制度を利用できるのは嬉しいですね。

2018年4月1日観光庁が発表した消費税免税店(輸出物品販売場)数は、全国で44,646店。東京が11,656店、大阪が4,769店、神奈川が2,541店と続きます。

この制度は、外国人はもちろん 日本人でも居住国に合法で居住できるビザを持っていて、2年以上その国に滞在していること。その居住国に居住して2年未満の場合でも、条件の「2年以上外国に滞在する目的で出国し海外に居住する者」に当てはまるということです。

それから、条件として日本滞在期間が6ヶ月以内となっています。

この制度を利用して物品を購入したい場合、消費税免税店(輸出物品販売場)に行きます。
通常 店頭に[免税店]とか[TAX FREE]のサインがあります。
パスポートと居住国の在留資格を証明するもの(ビザ)を提出して、日本の非居住者であることを証明します。パスポートの日本入国の際の帰国スタンプを確認されます。
(日本への入国の際 自動ゲートを通ると帰国スタンプを押されないので、必ず有人ゲートを通るようにしましょう。)

現行の制度では、下記のように一般物品と消耗品はそれぞれ条件が違いました。

一般物品は

*5,000円以上
*特殊包装不要
*日本国内使用可
*日本国外持ち出し

消耗品は

*5,000円以上 50万以下
*特殊包装要
*日本国内使用不可
*30日以内の日本国外持ち出し

20018年7月1日からは一般物品と消耗品の合算も条件付きで認められます
(合算して最低条件の5,000円を満たす場合、一般物品も消耗品と同じ扱いになる。)

*合算で 5,000年以上 50万円以下。
*特殊包装が必要。
*日本国内使用不可。
*30日以内の日本国外持ち出し。

上記のように拡充されます。

日本出国時、税関に「輸出免税品購入記録票」のコピーを提示します。
成田空港では、セキュリティーチェックの先に税関カウンターがあります。
そこで、係官がそのコピーを外してくれます。
念のため、この税関でのチェックがあるので、免税で購入した物品は手荷物として出国します。
そのあと、出国審査へと進みます。

また、2020年4月1日には、この制度における手続きの電子化が始まる予定です。東京オリンピックに間に合うようにってことですね。これまでの手続きより簡素化されます。