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2018年9月24日月曜日

アメリカの予防歯科は当たり前

予防が大事な理由は、治療費が高いから


私が子供の頃(昭和40年代)、『歯医者』って怖い・痛いの代名詞でした。

虫歯予防に力を入れていたわけではなく、”虫歯になったら歯医者に行くもの”だと思っていました。

まだ虫歯になってすぐ歯医者に行けば、あの痛みを味わうことなく治療してもらえたはずだと思います。

でも、先延ばしにしていたので、いざ歯医者に行く時には痛みがハンパなかったです。当時の歯科医は痛みを最小限にしてくれなかったように思いますが、どうでしょう?

あの痛みを味わうのがイヤで、次に虫歯になった時も先延ばしにして、と 悪循環でした。

そのツケが大人になって回ってきました。。。

渡米する前にも何回か歯医者に行きましたが、その時の治療費は自己負担額もそれほどではなかったように思います。

渡米後 思ったのは、多くのアメリカ人は矯正してか歯並びがよくて、だからか笑顔がすてきなんだなと。ホワイトニングをする人もいますよね?

そこで私も、いつか治療しなくてはいけないとずっと思っていた 問題があった前歯をこの際治療しようと一大決心して(ちょっと大げさ?)歯医者に行きました。今から18年ほど前になります。

ブリッジにすることを勧められ見積もりを出してもらったら、保険は『ないよりはまし』のカバーだけで、案の定 数千ドルの実費になりました。
でも覚悟を決めていたので、それから数ヶ月かけて治療しました。

治療の時、なるべく痛みを感じないようにしてくれたのが、私にはとても嬉しかったです。

歯の保険は、通常 半年ごとの歯科検診やクリーニングはカバーします。
また、保険によって違うとは思いますが、レントゲンや初期の治療等もカバーする場合ありますよね?

だから、予防に力を入れているのが わかります。

ご存知の通り、歯の保険は治療することになると ただ『ないよりはまし』って感じですよね?

どうしても年齢を重ねていくと 歯が弱くなるというか、影響が出てきます。

いざ治療となったら、いくつか歯医者に行って 見積もりを出してもらうのもいいかもしれません。治療の方法もいろいろあるので『第2の意見』を聞くのもいいと思います。

これは余談ですが、私は ある日本人の若い歯科医に見てもらった時に、「見積りを出してほしい。」とお願いしたら、「インプラントにしたら新車が1台買えますよ。」と言われて「?」と・・・。

それがこの歯科医の見積もりなんだと理解した私は、そそくさとその歯医者をあとにしました。(笑)

もし、緊急の治療でなかったら計画的に年末から年始にかけて治療すると、2年分の保険をうまく利用することもできますよね?

2018年9月7日金曜日

大腸がん内視鏡検査の準備

10年に1回の内視鏡検査(Colonoscopy)


経験したことがある人は、10年に1回で充分だと思っていることでしょう。

私自身は まだこの検査を受けたことはありませんが、検査そのものより そのための準備の方が大変なような気がします。

医師や病院によって多少指示が違うと思うので、その大変さの概要だけを書いてみます。ちなみに、日本では検査日の前日からの準備でいいようです。

内視鏡検査は、直接は腸の中を観察するので 小さいポリープでも見つけることができます。そのために、腸内を空にして綺麗な状態にしておかなければいけません。

検査の3日前から準備をします。
たとえば、水曜日に検査が予定されている場合、日曜日の朝からです。

と言っても、検査の3日前と2日前は、食事と飲み物が少し制限されるだけで、実際の準備は検査の1日前からになりますね。

検査の3日前と2日前

・繊維の多い食べ物は食べない。
・紫・赤・オレンジ色の飲み物は避ける。
・スムージー・ミルクシェイク・ミルクも避ける。

検査の2日前 夕食

・検査前に食べることができる最後の個体食品を少量食べる。

検査の1日前

・起きてから1時間ごとに透明な飲み物を 8オンス(アメリカの計量カップ1杯分)ずつ 起きている間寝るまで飲む。

・食べ物は食べれません。飲み物も透明な飲み物だけ。アルコールもダメ。

お昼

・便秘薬(下剤)のDulcolax(Bisacody)5mgを2錠、8オンスの透明な飲み物といっしょに飲む。

午後5時

・下剤のGavilyte/Colyteを1ガロンの水で溶けるまで混ぜておく。(飲みやすくするために、水の代わりに薄い色の粉末香料を混ぜても可)

午後6時

・上記のGavilyte/Colyteの液体を15分ごとに8オンス、ボトルの2/3の量を飲む。この時、ちょびちょびではなく ゴクゴクと飲む。
(1/3の量は翌日のために残しておく)

午後9時と午後10時

・胃や腸のガスの痛みを和らげるためのSimethiconeを2錠かむ。

検査当日

・検査の時間に合わせて起きるようにする。

・前日残しておいた1/3の量のGavilyte/Colyteを飲み干す。
(飲み干すまで1~2時間ほどかかります。検査の時間より3時間前までに飲み干すこと。)

・検査時間の3時間前になったら、何も飲めません。

検査前の便は透明な液体になっているはずです。これだけやったら、腸の中はピッカピカになっているのではないでしょうか。。。

検査当日は、車の運転ができないので、必ず付き添いが必要になります。

1度、腸の中をきれいにするのには いいチャンスかもと思いました。 

2018年9月6日木曜日

更年期障害(Menopause)って一体何?

更年期障害の症状は、人によってさまざま。


誰でも『更年期障害』って聞いたことがあると思いますが、自分がなるなんて、、、って思った人もいるでしょう。

一般に「更年期」とは、閉経をはさんだ45歳~55歳の10年間のことを言います。

更年期障害の主な原因は、卵巣から分泌される女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量の低下にあります。このホルモンの低下が脳の中にある自律神経に影響を及ぼし、それが更年期障害の症状となって表れます。

また他にも、心理的なものから発症の原因もあるようです。

人によって症状はさまざまですが、特に日常生活にまで影響を及ぼす時は、治療を必要とするようです。

治療には、そのエストロゲンを補うホルモン補充治療 HRT(Hormone Replacement Therapy)がよく行われます。これには、飲み薬・塗り薬・貼り薬などがあります。

更年期障害の主な症状は、ホットフラッシュ・情緒不安定・不眠などです。

ホットフラッシュは、毎日・または1日に数回なる時が、数年続くこともあるでしょう。これも、自立神経の影響により、血管の収縮・拡張のコントロールができなくなることが原因です。

心と体の生活習慣の改善は、大事ですね。適度な運動は、大事です。

不眠は、軽めな運動をして体を適度に疲れさせたり、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かったりするのがいいみたいです。

食生活では、大豆に含まれているイソフラボンは、体内でエストロゲンと同じ働きをします。更年期の女性は、大豆の煮豆・納豆・豆腐・おからなど積極的に取るといいようです。

サプリメント・ビタミン漢方薬などを取っている人もいるでしょう。

また、できるだけストレスをなくし心身ともにリラックスした状態にいるのも、症状を軽減するのに役立つようです。

閉経になった時、私は 解放感でただただ嬉しかったですね~。

でも、そのあとは私も更年期障害になりました。

私の場合は、ホットフラッシュで、エアコンがきいている部屋の中でも体の中からほてってきて汗が出たりしました。夜寝ていても暑苦しくて目が覚めると 汗をかいていたり。夏が特に辛かったですね。

1度 婦人科にも行ったことがあります。
その時は、処方箋をもらって飲み薬を服用したかパッチを貼ったと思います。

数年続きましたが、今はもう更年期障害の時期も通り過ぎてしまったのか、ほとんどなくなりました。それからです、ビタミンDなどを取るようになったのは。

月経があった時はあった時で、PMS(Premenstrual Syndrome)もあったりして、女性の体って複雑ですよね。私も 月経前になるとなぜか小さなことでもイライラしたりしてましたね、遠い昔です。。。

✿ブログの【サイトマップ】⇧を、カテゴリー別に見やすくしました~。

2018年9月5日水曜日

血液検査等の定期検診の重要性

定期検診、しっかり受けてますか?


年齢を重ねていくと、定期検診する項目も増えてきますよね?

私がまだ30代の頃は、病院のお世話になるなんてことはなく、当時は PPOの健康保険に入っていましたが、ほとんど利用することがなかったです。

40代になってからは、HMOの健康保険に変え それからはずっと同じ主治医(私の場合、婦人科の主治医も別にいます)で定期検診を受けています。
加入している健康保険の種類にもよりますが、定期検診はCo-Payだけだったり、Co-Payもなかったりすると思います。

55歳の私は、

定期検診 ― 1~2年に1回
血液検査 ― 不定期
乳がん検診 ― 2年に1回
婦人科検診 ― 3年に1回
大腸がん検診(内視鏡検査ではなく便潜血検査) ― 毎年

を 受けています。

血液検査は、定期検診に行く時の主治医の判断によります。

今回は数ヶ月前、主治医から連絡があり、C型肝炎(Hepatitis C)のための血液検査をということでしました。ちなみに、1945年から1965年生まれの人は、この肝臓に感染するウィルスに感染する可能性がより高いということでした。

乳がん検診は、長年にわたり アメリカ癌協会は40歳から毎年とされていましたが、年齢を50歳に上げたようですね。50歳から74歳の女性に、2年に1回マンモグラフィー(Mammography)検査を勧めています。

乳がんのリスクが特に高い女性(血縁に乳がん患者がいる)は、50歳前に開始する人もいるようです。

乳がんは、早期発見が重要ですよね。

また、アメリカ癌学会は、30歳から65歳の女性に、3年に1回 子宮がん検診 (Pap Smear)を受けるように勧めています。

子宮頸がん(しきゅうけいがん)(Cervical Cancer)のために検診です。
子宮頸がんは、子宮の入り口にある子宮頸部に発生するがんのことで、子宮がんの70~80%が この子宮頸がんです。

子宮頸がんは、HPV(Human PapillomaVirus)というウィルスの感染が原因ではないかとのことで、この検査も同時に行われることもあります。

大腸がん(Colon Cancer = Colorectal Cancer)は、アメリカでがんで亡くなる主要原因の2番目になります。

大腸がんと診断される大部分の人は、50歳以上です。

大腸の内視鏡検査(Colonoscopy)は、50歳から10年ごとに受けるように勧められています。リスクの高い人は、それ以前にする人もいるようです。

検査の結果により、次の検査を10年より前に行う場合もあります。

私は、今までずっと便潜血検査(べんせんけつけんさ)(Fecal Hemoglobin Test)しかしたことがありませんが、便潜血検査だけでは 異常を見逃されることもあるようなので、いつか内視鏡検査を受けてみたいと思っています。

とにかく、なんでも早期発見が大事ですね!

2018年9月4日火曜日

帯状疱疹(Shingles)の経験者の症状

帯状疱疹(Shingles)の痛みは激痛が多いようです


常識として知っているのが 当たり前なんでしょうか?

私は、子供の頃 水ぼうそうを1回すれば、それで終わりだと思ってました。
でも、違うんですね。

大人になってから、それも50歳を過ぎてから、Shinglesというものになる可能性があるなんて まわりになった人がいなくて知りませんでした。

このShinglesというものを知っている人は、最初の症状で判断できて すぐ病院に行くことができると思いますが、知らないと病院に行くまでに時間がかかってしまうと思います。

私は、夫がShinglesになるまで知らなかったし、夫もまさか自分がShinglesになるなんて思ってもいなかったと思います。こんなコンビなので、病院に行くまで時間がかかってしまったということです。

それでも 遅すぎなくてラッキーでした。

夫が3年ほど前 Shinglesになりました。50代になって間もなくの頃です。

彼の場合は、最初 首の後ろあたりに神経痛のような痛みがあり「寝違えたかな?」と思ったそうです。

そのあと、赤い発疹ができたんですが、虫にさされたと思ったそうです。

そうこうしているうちに 痛みもひどくなる一方で「これは普通ではない。」と 早急にアポイントメントをとり、主治医に会いに行きました。

彼は夫の発疹を見るなり Shinglesと診断し、処方箋をくれました。鎮痛剤の処方箋もくれたと思います。

彼の場合は、左側の耳の後ろから首・肩にかけてのあたりに出ました。耳の後ろがふくれ上がり、痛さで首も動かせないほど悲惨でした。

彼の場合は、激痛の部類に入ったと思います。

でも彼はまだラッキーで、顔それも目の近くに出る人もいるようです。

普段は痛みには強い(?)彼も、この時ばかりは痛み止めは手放せませんでしたね。発疹がかさぶたになったあとも、激痛ではなくなりましたが、痛みはけっこう続いていました。

日本にいる母も数年前、80歳すぎて帯状疱疹になりました。

彼女の場合は、右側の腹部から背中にかけてのあたりに出ました。病院でもらった塗り薬を毎日塗って、飲み薬・痛み止めももらっていたと思います。

痛みがハンパなくひどかったようで、”もう終わりか”と思ったそうです。

年齢も年齢なので回復するのに、1ヶ月以上はかかりましたが、彼女の場合も、早めにかかりつけの病院に行ったので、だいじには至りませんでした。

最後の一人は、私の以前の上司。

夫がShinglesになった時、夫の看病をするために[Sick Leave]を取ろうと 当時の上司に話をしたら、彼(50代)も数年前にShinglesになったと話をしてくれました。

彼の場合は、右側の腹部から背中にかけてなったそうで「痛みがほんとすごかった。」と言ってました。

このShinglesを経験した私のまわりの人は、みんな口をそろえて「痛みがすごかった!」って言ってましたね。

私は、Flu Shot(インフルエンザの予防接種)は一度も うってもらったことがないですが、彼の痛がってる姿を見てて「自分はあんな痛みは経験したくない!」と思い、主治医に相談してShinglesのワクチンをうってもらいました。

私のHMOの健康保険では、Co-Payだけ支払ったと思います。また、60歳の時にもう1回するようになると思います。

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帯状疱疹(Shingles)には注意

2018年9月3日月曜日

帯状疱疹(Shingles)には注意

帯状疱疹(Shingles)には 早期の治療が肝心。


50歳以上の人で、帯状疱疹(たいじょうほうしん)Shinglesになったことがある人いますか?

【帯状疱疹(たいじょうほうしん)Shingles】とは、

子供の頃、水ぼうそうに感染した時のウィルスは、その後も体内の神経節に潜伏しています。そのウィルスが、年齢が上がるにつれて免疫力が低下した時や 疲労・ストレスがある時に 再び活性化して発病するのが、帯状疱疹(たいじょうほうしん)Shinglesと言われています。

アメリカでは一般的に、水ぼうそうはChickenpox、帯状疱疹はShinglesと呼ばれていると思います。

アメリカでは、毎年100万件のShinglesがあると推定されています。また、3人に1人近くが発症するようです。

まず、症状として最初、身体の左右どちらかの特定部分に神経痛のような痛みが始まります。痛みはShinglesの一般的な症状です。

その痛みも人により軽い痛みから激痛のものまで、個人差が大きいです。

その後、その部分に痛みとかゆみを伴う 虫にさされたような赤い発疹ができはじめ、それがだんだんと帯状の水ぶくれになります。

その水ぶくれは徐々に乾燥して2、3週間前後でかさぶたとなって、治っていきます。

Shinglesの発疹は、左右どちらかの胸から背中にかけての部分にできるものが多く、全体の半分以上は上半身にできます。

しかし、左右どちらかの顔や首または目のまわりにできる場合もあります。

水ぼうそうになったことがある人は、誰でもShinglesになる可能性があるということですが、50歳以上の人が多くなるようです。

このShinglesのウィルスは、まだ水ぼうそうになったことがない人には 水ぼうそうのウィルスとしてうつるようですが、水ぼうそうになったことがある人には感染しません。

発疹や痛みは 通常3~5週間ほどで治るようですが、治療開始が遅かったりした場合や高齢者は、後遺症として神経痛が長く続くこともあります。

できるだけ早い時期に医師から適切な処置をしてもらうことが大切です。医師は、鎮痛剤(痛み止め)を処方することもあります。

60歳以上の人には、ワクチン接種を受けるように推奨されています。このワクチンは、発病するリスクを50%ほどに減少させることができます。

このワクチンには、軽度の副作用もいくつかあるようなので、一度 主治医に相談してみるのもいいかと思います。

次回は、私のまわりで実際に帯状疱疹(Shingles)を経験した人たちのことを、ブログにしようと思います。

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